高麗人参をイラストで研究
栄養豊富で、様々な健康効果が期待できる高麗人参。
そのネーミングのイメージから、「にんじん」を想像なさる方も少なくないかと思います。
ですが高麗“人参”といえど、実際はにんじんとは似て非なるものということが、実物のイラストなどを見るとわかります。
よくスーパーなどで見かける、いわゆる普通の人参は明るいオレンジ色をしていますが、高麗人参は深くてキレイな赤い色をしています。
また、人参は先細りの形でスッと一本ですが、高麗人参はいくつかに枝分かれしているのが一般的。
腕や足のように枝分かれして、まるで人のようなものもあります。
人間の形に似ているほど、取引される時の額が高くなるという話もあるくらいです。
そもそも人参はセリ科の植物である一方、高麗人参はウコギ科の一種。
見た目だけではあまり区別がつかない部分もあると思いますが、実際のところは全く違う種類の植物なのです。
また、一般的な人参は半年ほどで立派な太さまで成長することができますが、高麗人参は充分に成長するまで約4年から6年間もかかると言います。
6年を土の中で過ごした高麗人参が、最もサポニンという栄養素を豊富に含んでいるため、身体にきちんと作用するように、こだわりを持って作られている関連商品はほとんど6年物を使用しているそうです。
6年間成長を見守るのはたやすい事ではありませんので、高麗人参は大変貴重な健康食品として取引されているのです。
私たちが食用としている高麗人参は、土の中の根っこに当たる部分です。
生で利用する場合は水参と言い、乾かした状態のものを白参または紅参と言います。
一方で、地上部分には茎が伸び、手のひらの形に似た葉っぱが茂り、3年目のものからは花が咲くそうです。
花は白く、そのあとには赤色で小さな可愛らしい実が付きます。
人に似た形の高麗人参のイラストがパッケージに書かれているだけでも、健康に効いてくれそうな印象になるのですから不思議ですね。
“人参”という言葉の印象だけでイメージをされていた方は、ぜひパッケージに描かれている高麗人参の図をよくご覧になってみて下さい。
実は全く違うということが、ひと目でわかりますよ。
【参考URL】
https://www.scopes-serbia.org/health-care.html